オンラインカジノを現金でプレイできるインターネットカフェのことをカジノカフェ(インカジ)と呼びます。
この業態は日本では違法であるため、2006年ごろ一斉に摘発を受けています。
そのため、オンラインカジノ自体が違法ではないかと思われているようですが、実際のところオンラインカジノをプレイするだけでは逮捕されることはほとんどありません。
では何故カジノカフェは摘発を受けてしまったのでしょうか。
ここではカジノカフェの仕組みをお伝えしていきます。
カジノカフェの利益はどこで出る?
カジノカフェをプレイしたことがある方は、カジノの店舗でどの部分に利益が出ているのか気になるのではないでしょうか。
実は、店舗側はまず300万円近くの登録料を払いオンラインカジノのVIP会員になっているのです。
VIP会員になることにより、そのオンラインカジノの口座を自由に操作することができるようになります。
そして店側は1ポイント50円から70円程度でポイントを購入しておきます。
そして、カフェにお客さんが来たら、そのお客さんに対して1ポイントを100円で販売するという形になります。
ここで差額が発生し、店側は利益を得るのです。
例えば、お客さんが10万円支払った場合、そのお客さんがプレイする口座に1000ポイント反映させるということです。
そしてお客さんがプレイした後でその勝ち負けの結果の残高に応じてお店側はお客さんにお金を支払います。
そしてお客さんが帰った段階で口座のポイントを元に戻しておくのです。
つまり、カジノカフェというのはネットカフェ専用のオンラインカジノと契約をすることによってシステムを購入し、ポイントの転売をしているという形になるのです。
売った段階で終了していれば賭博法違反にはなりませんが、プレイが終了した段階でポイントを現金に換金しているため違法になります。
同じようにネットでカジノするならオンラインカジノの方がいい
客が利用しているゲームは、そのほかのオンラインカジノサイトのゲームとほとんど変わりはありません。
作っているのはプレイテック系のソフトウェア開発会社です。
プレイヤー側からすると、大きな違いはプレイしている場所がインターネットカフェという特殊な空間であるということと、現金でポイントを購入できるということです。
個人がオンラインカジノで遊ぼうと考えると、海外の決済会社と契約をしなければいけなかったり、手続きが面倒になります。
また、入金・出金に時間がかかるため、手っ取り早くギャンブルで利益を出したいという場合オンラインカジノは向いていません。
そういった意味ですぐに現金になるインカジは手頃なギャンブルだったと言えるのかもしれません。
まとめ
プレイヤー側からすると、面倒な手続きをせずにオンラインカジノが楽しめるカジノカフェですが、現金のやり取りに店側が関与しているため、日本国内の賭博法が成立します。
そのためオンラインカジノで遊びたいのならカジノカフェを利用するのではなく、手続きは面倒かもしれませんが、一般的な方法でプレイするようにしましょう。
またすぐに現金が欲しいのであれば、オンラインカジノではなくパチンコやスロットなどといったギャンブルを選ぶと良いかもしれません。