テーブルゲームをはじめとしてカジノゲームには様々な攻略法が開発され、実践されてきました。
これらの方法の中にはより理論的なもの、より姑息なものも含めて、その種類も多様なものがあります。
その中でも有名な手法として知られているのが今回紹介するモンテカルロ法です。
ここでは、モンテカルロ法の概要を紹介し、オンラインカジノなどのギャンブルへの応用についてまとめました。
この記事を読めばきっとモンテカルロ法について知ることができるでしょう。
モンテカルロ法とは?
モンテカルロ法は、先ほども触れたとおりカジノ攻略法の一つです。
一言でいえば計算を行うことで、勝率を無視して収支をプラスにできる方法です。
やや手法に手間取ることがあるものの、手法を再現できれば利益をもたらす方法といえます。
基本的に計算を伴うため基本的に紙とペンが必要です。
このことからランドカジノでは御法度のようなこともいえ、対照的にオンラインカジノでは簡単にできるという点もメリットがある方法です。
ちなみにこのモンテカルロ法の語源は、ある人物がモナコ公国にあるモンテカルロのカジノを、この方法を用いて潰したことが由来とされています。
そんな話を聞けば、どれほど有効な攻略法か分かるのではないでしょうか。
ただ、弱点としてすべてのカジノゲームに有効な方法ではありません。
その点も含めて次の項目で解説していきましょう。
どんなゲームにモンテカルロ法を生かすのか?
端的にいえば、3倍配当のゲームで具体的にはルーレットのダズンベット((1~12)(13~24)(25~36)のいずれかに賭ける)、コラムベット(インサイドベットを横方向に3分割したもの)のいずれかが最適です。
ただ、2倍配当ゲームでもモンテカルロ法が有効に働きやすく、ブラックジャック、バカラ(プレイヤー、1.95倍のバンカーも有効)、ルーレット(赤・黒 / 奇数・偶数 / (1-18)・(19-36))なども利用できます。
これら以外のルーレットやブラックジャック、バカラの役はモンテカルロ法が使えません。
また、同じテーブルゲームのポーカーも利用できないので注意しましょう。
当然スロットもモンテカルロ法自体利用するのが困難です。
モンテカルロ法は破壊力のある攻略法ではあるものの、このように対応ゲームが限られているという弱点を持っている点に注意して運用するのがおすすめです。
モンテカルロ法を用いた攻略法の実際
モンテカルロ法の攻略法の手順について説明します。
3倍配当の場合と2倍配当の場合では攻略法が異なるので、それぞれ別の項目を設けて説明していきます。
2倍配当の手順
2倍配当の手順は、数字をメモ書きする、ベットする金額をメモを元に決定する、勝った場合はベットする金額をリセットする、負けた場合はメモを元にどんどんベットする金額を増やしていくという流れで基本は同じですがやや難しいので、順を追って解説します。
簡単に言えばメモを元にベットする具体的な金額を求められるのがモンテカルロ法の実際ですが、2倍配当を理解すれば3倍配当は簡単に理解できます。
具体例を紹介していきましょう。
最初に1,2,3と横に数字を書き、そこから左端の数字と右端の数字を足します。
この場合は1と3なので4ドルを好きな方にベットします(ルーレットなら偶数か奇数かなど)。
ここで勝てば、もう一度1,2,3という数字を書いて、同じように4ドルをベットして勝負していきましょう。
負けた場合が重要です。
1、2、3の数字の左端に4を記載し、1,2,3,4とします。
そして次の勝負では左端と1と右端の4を足した5ドルをいずれかにかけます。
ここで勝てば負けた分と賭けた分9ドルを配当金10ドルでペイできるので、もう1度1,2,3と記載します。
2連敗してしまった場合は、1,2,3,4,5と記載し、6ドルをベットします。
勝っても支払った分をペイ出来ないので、左端の1と右端の5を消して2,4を足した6ドルをベットします。
ここで勝って(連勝して)ようやくペイできるので最初に戻ります。
ここで負けた場合(1勝2敗)は、残っている2,3,4にベットした6を書き足して2,3,4,6とし、2と6で8ドルをベットしましょう。
3連敗したら、1,2,3,4,5,6と記載して1と6を足した7ドルをベットします。
このように勝ったら勝った時の数字を消し、負けたらベットした金額を書き足して左端と右端(ベットした金額)を足した金額をベットしましょう。
これを繰り返して手元の数字が1つか無くなるまで続ければ、大抵の場合、利益が生まれる仕組みです。
3倍配当の手順
3倍配当の手順は数字をメモ書きする、ベットする金額をメモを元に決定する、勝った場合はベットする金額をリセットする、負けた場合はメモを元にどんどんベットする金額を増やしていくという流れです。
最初に1,2,3と記載し左端の1と右端の3を足した4ドルをベットします。
勝てば再度このように記載して行きます。
2倍配当と異なるのは負けた時です。
勝った時の払い戻しが3倍なので、3倍配当では両端の数字を2つずつ消します。